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ノンフィクション作家:6
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ノンフィクション作家:6
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ノンフィクション作家:6
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赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉 (集英社文庫)


広瀬隆
¥ 730 通常24時間以内に発送
★★★★

赤い楯―ロスチャイルドの謎...
この本が陰謀説として捉えられているらしいと後から知って、ちょっとびっくりしました、いや、確かにそれっぽい単語は散りばめられていたようには思うんですが、でも事件の縦糸は全くつながっていないことはこの本を読んでいても十分わかりますし。 一つ一つの事件の経緯も特に偏った視点もありません。 なにより、「ちょっとロスチャイルドを過大評価しすぎじゃないかなぁ」と思ってしまったのが正直なところなので、負の印象で描かれた本だというのがピンと来ないのが実情です。 とある金持ちロスチャイルド家の家系と彼らの関わった事件の話。 少々些か、他人を信用しないところがあるね、という程度の感想は許されるのではないでしょうか。しかしそのバイタリティと能力には素直に脱帽します。“陰謀”を除くとちょっとテーマが散漫かなw これだけの系図を書かれた本は見たことがなく、その系図を追っていくのは実におもしろい。本文の内容もおもしろいのだが、残念ながら本文の内容は論理的根拠に乏しい。 例えば、ロスチャイルド5兄弟の一人の曾孫の夫の甥の祖父の甥の嫁の父親Aが、ロスチャイルド一家でるというような話が何度も出てくる。この例では、...

もの食う人びと (角川文庫)


辺見庸
¥ 720 通常24時間以内に発送
★★★★★

もの食う人びと (角川文庫)
かなり古い本ですが、とても考えさせられました。“食べる“という行為は“生“につながります。この本を通して私はあらためてこの事に気付かされました。手足が不自由でも肘と膝で必死に救援物資を貰おうとする人、戦争で住む家を無くした難民の人々の食べたくても食べれない状況。宗教や国は人々の幸せのためにあってほしいのに、現実は戦争のためにお金は使われ、人々は食べれない。例え私が募金をしたところで本当に苦しんでいる人々にどのくらいの援助になるのか?支援団体と称する人の私財にされ、行き届くのは脂身たっぷりの肉を食べた豚のような男ではないのか?飢餓があるのに、それをメディアで見たり読んだりしている自分には何もできない現実。考えると悲しくなります。私の食への意識はこの本を通して変わったと思います。食事をもっと大切にしようと思いました。食の大切さ、いろいろな楽しみ方が知れる本です。是非 読んでみてください。食べるという行為をキーワードに、90年代世界の病巣を描いたノンフィクション。 諦め、怒り、悲しさ。 そこに描かれる人物と事実がそのままひとつのストーリーとなり、われわれに何かを訴える。 時代は変われ...

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈2〉 (集英社文庫)


広瀬隆
¥ 780 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤い楯―ロスチャイルドの謎...
「IGファルベンとICIの対決、それが第二次大戦の大きな動力−エネルギーであった」 「"財閥"のあいだでの経済的な支配戦争が背後に大きく横たわっていたはずである」 「かつて相争っていたロックフェラーとロスチャイルドの通信網を駆使して立ち向かったのであるから、 ドイツ、日本、イタリアなどの即成軍事大国が勝てる道理はなかった」 「パレスチナ問題の根源は、"ヨーロッパ人"によるユダヤ人迫害にあった。このヨーロッパ人の責任が、 アラブから土地を奪取することによって中東に転嫁されたことに源がありながら、そのヨーロッパ人が口をつぐんでいるのは、 不思議な沈黙である。イスラエルを建国することは、ユダヤ人を追い出したいと思うヨーロッパの、多年の願望だったのである。 イスラエルはユダヤ人の国ではなく、ヨーロッパによって創られた国であった」 欧州金融世界の盛衰に多大な影響を及ぼした、ある金融家とその一族を中心とした、世界に拡がる金融人脈の活動と恐ろしさがわかる。インサイダー取引など話にならないほど、金融界に血縁が蜘蛛の巣のように張り巡らされている。著者は、金融支配のユダヤ人陰謀説には安易に組していない...

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈3〉 (集英社文庫)


広瀬隆
¥ 900 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤い楯―ロスチャイルドの謎...
「攻撃して、相手を倒すことによって財産をせしめなくともよい。近親結婚をくり返すことによって、 分散していたオート・バンクの資産は一ヵ所に向かって集中してゆき、かなうもののない一家族に集中する。」 「思想書など何百冊読んでも頭はよくならない。家系図を描いて、そこに利権を書き込んでゆくと、ほとんどの悪事の答が浮かびあがる」 サロー仏首相と独裁者スターリンの驚くべき近親婚。 「系図45を調べてみると、もはやこの世のすべてが信じられなくなるのは、筆者だけであろうか」 スターリン第3夫人(Rosa Kaganovich) の実弟(Nicolas Kagan セリグマン銀行オーナー) | 妻(Simone Sarraut) の実父(Maurice Sarraut=仏首相アルベール・サロー(Albert Sarraut)の実兄) =「"共産主義者"と"大資本家"の連携プレー」on「餓死の農民と血を吐くような石油労働者」 ウクライナの穀物、バクーの油田 ⇒ ルイ=ドレフュス商会、フランス石...

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈4〉 (集英社文庫)


広瀬隆
¥ 950 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤い楯―ロスチャイルドの謎...
「ローマ法王を取り巻く黒い法衣を着た参謀たち、ことに枢機卿と呼ばれる緋色の法衣をまとった七十人の最高権力者が、 このカトリック教会総本山の金庫の鍵を握り、法王を動かしているのである。彼らは世界各地に散らばり、 それぞれの国家や地域で聖なる献金を受け取りながら政治と経済に絶えず目を配り、懺悔室でさまざまな階層の人の告白に耳を傾けて世情をつかんできた」 「アンブロシアーノ銀行が世界各地の幽霊会社に不正融資をおこない、 その投資ビジネスのパートナーがローマ法王(ヨハネ・パウロ二世)のバチカンだった、という信じ難いスキャンダルが明るみに出てきた」 1982・6・17 アンブロシアーノ銀行本店の五階から(三十年にわたってアンブロシアーノ銀行に勤務し、頭取の秘書をつとめてきた)グラツィエラ・コロケルが投身自殺 1982・6・18 イタリア最大の民間銀行「アンブロシアーノ銀行」の頭取ロベルト・カルヴィの首吊り死体が、ロンドンのテームズ河にかかる橋の下で発見 「特に問題となり、社会が衝撃を受けたのは、神聖なるカトリック教徒の総本山「バチカン銀行」がこれに関与し、 兵器メーカー、ポルノ出版社...

転がる香港に苔は生えない (文春文庫)


星野博美
¥ 1,040 通常24時間以内に発送
★★★★★

転がる香港に苔は生えない ...
香港を、香港の人を、自分の目で見たくなりました。 人が生々しく「生」を謳歌している本はおもしろい。 香港返還前後の話ですが、あまり古びた感じはしません。 率直な文体もいい。 ガイドブックの、比較文化論的の枠を軽々と越えている。 今、読んでも人によっていろんな発見がありそうな本だと思った。 懐が深い。 ただ読み終わるのには、少し疲れました。 返還前後の香港生活のお話。住環境は劣悪、中国からの密航者と貧民であふれかえる下町。 返還前の不安と期待が入り交じった複雑な社会心理。中国共産党に対する不信とイギリス に対する嫌悪。いろいろなことが入り交じって将来像が全く描けないのであるが、それでも たくましく生きていく香港人。 日本ではまず出会うことは無いであろう重たい歴史を背負った老人。 ただ座っているだけでもつよい魅力を感じないわけがありません。 人と人の距離がすごく近く、言いたい放題自分の主張を押し通していきます。人間的で 暖かいようにおもいました。また、大爆笑シーンに一番の幸せをかんじます。 そう、日本人が外国人といっしょに笑えるということはめったにありません。 まず、言葉の壁をのりこ...

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈上〉


広瀬隆
¥ 2,854¥ 568¥ 2,923
★★★★★

赤い楯―ロスチャイルドの謎...
かつて、これほど知的興奮を呼び起こし一気に読み込ませた作品はない、全人類必読の書、政治家は本書を読破して行動せよ、メディアに携わる者は読みこなして活動せよ、一般人は熟読して歴史認識を新たにせよ、恐るべき圧倒的5本の矢の権力者たちと、それに張り巡らされた閨閥ネットワーク、彼らによって人類はどこへ向かうのか、彼らによって歴史の真相は連綿と織り込まれてきたのであった、単なるユダヤ陰謀史観と捉えると真実は見えてこない広瀬隆氏の最高作品である実際、この本が出てしばらくして読んだ私は、今まで何も知らなかったのか!と大きな衝撃を受け、それからもう7、8年も経つというのに、このインパクトは衰えない.それは、現在でも、この本で説明できる事件が多いからなのだが.上巻のクライマックスは、やはり第二次世界大戦だろうか.いったい、この戦争は、誰と誰が戦っていたのか!?

光の教会―安藤忠雄の現場


平松剛
¥ 1,995 通常24時間以内に発送
★★★★★

光の教会―安藤忠雄の現場
世界的な建築家、安藤忠雄さんの仕事ぶり、人となりが強く伝わってくる物語でした。大阪府茨木市にある茨木春日丘教会が完成してゆく工程を追いかけています。まずもって、この教会は破格の低予算での注文でした。ところが、安藤氏は、興味が湧いたようで、注文を受けてしまいます。この儲からない工事の引き受け手を見つけることからスタートしました。安藤氏は盟友の建設会社社長に依頼します。安藤氏は、施主を選ぶそうです。教会側は、安藤氏でなくてもよかったようですが、安藤氏がこの教会建築に何かを感じたようです。当時、バブル全盛で、現場の職人が集まりません。建築資材も高騰、その中でとことんまで芸術性にこだわりぬく安藤氏とその天才振りを信じて採算の合わない工事でも誠実に進めてゆく建設会社社長。光の教会を発想したと思われる様々なエピソードや登場人物のバックグラウンドも書き加えられており、建築現場の臨場感とものづくりへにこだわりぬく人たちの熱情が感じられました。そして、この光の教会は、安藤建築事務所や教会の人たち、建設工事に携わった人たちによって何年にも渡って手を加えられてゆきます。安藤建築に終わりはなく、その建築物を...

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈下〉


広瀬隆
¥ 2,854 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤い楯―ロスチャイルドの謎...
恐るべき上流社会.洗練された広範な支配.フランスから始まる物語の最後は、世界を一周した後、スイス、最後にイギリスに辿り着く.下巻を読めば、世界のすべての国々が、誰々によって、どう成り立っているか、知ることになるだろう.そして、9月11日の謎にも理解が深まることは保証.

収容所(ラーゲリ)から来た遺書 文春文庫


辺見じゅん
¥ 530 通常24時間以内に発送
★★★★★

収容所(ラーゲリ)から来た...
多くの人に慕われつつも、満鉄に所属していたことから日本に帰還することなくシベリアで亡くなった兵士、山本幡男氏のお話です。 このお話はラーゲリにおける日本人俘虜の生活、待遇についての詳細な記録です。その理不尽な扱いについての貴重な記憶になるのでしょう。 ですが、本書の白眉は、書名にあるとおり、山本氏が亡くなる前に家族に宛てた膨大な遺書でしょう。 収容所では日本人俘虜が何かを書き記すことが許されず、もし見つかれば重罪となってしまうために、遺書を託された人たちは、それを分割して暗記することにします。 結局遺族の許へは計7通の「遺書」が届けられます。ある遺書は書起されて持参され、ある遺書は郵送で。 多くの人たちから敬愛された山本氏です。その彼のため大変な労苦をおして届けられた遺書です。しかし、遺書を持ち帰った人たちは、必ずしも氏とは交流が深かった人たちばかりだったわけでもありません。何が彼等を突き動かしたのか。 引き受けた人の中には、この遺書を「新生日本の若者へのメッセージなのだ。山本は新しい世代の青年達と対座するような気持ちで書いたに違いない。」と感じて何度も書き写...

謝々!チャイニーズ


星野博美
¥ 1,427 通常3〜5週間以内に発送
★★★★★

謝々!チャイニーズ
最近、文庫化されてましたよね。 ですよね。このタイミングですよ。 もっと沢山の人に読んで欲しいと思ってたところでしたとも。 今よくある類の「中国観」とは全然違う系統の視点が。ね。 あとがき数枚読むだけでも、びんびん来ます。 それでも充分は充分なのでしょうが、 あとがき読んだら本文読まずにゃいられないこと間違いなし。 やっぱり星野氏、中国について書かせると違いますな。中国華南の沿岸沿いをバスに乗っていく女一人旅。ただひたすら中国人を知りたいという動機で、放浪 しています。いく先々で知り合いになった中国人の話を書き綴っているのですが、中国人のたくましさ に感動すらおぼえます。本の終盤にかかれていますが、日本式人生システムにのっていると、自分で 道を探さなくてもなんとか生きてはいけます。が、よりよい収入、生活をもとめて密航をも辞さない 中国人に比べると、日本式はあまりに生命力の欠落したものに感じられます。 読むと、自分にも可能性があって、それは自分次第で実現できるものなのでは?と考えてしまいます。 題名が安易な感じがしてそこはちょっとなんですが、題名から想像するよりはるかによい旅行記...

世界石油戦争―燃えあがる歴史のパイプライン


広瀬隆
¥ 1,995 通常24時間以内に発送
★★★★★

世界石油戦争―燃えあがる歴...
結局すべては石油だった!!!ワイドショーで取り上げられるイラク復興支援への自衛隊派遣。黄色い声で感情論を撒き散らすオバサマのコメントに違和感を感じていたが。。。そうか!すべては石油だったのか。オバサマ、もし、石油が日本にまったく入ってこなくなったとしたら。自衛隊派遣、やめろって言う?今も昔も石油に関わる家系はほんの少数であること。英国首相チャーチルが実はアメリカの血を引いていたこと。なんて楽しい本なんだ♪(分厚いけど。。。(笑))本当のことを知りたいあなたは、是非!!!一般の歴史書がすべて真実を記している事はない、あくまで歴史である、学校の教科書が正しい歴史観を全部伝えているとはいえない、中東問題をまるで対岸の火事、どこか遥か遠くの異国の地で起きている宗教観の対立、石油利権の対立問題という極めて皮相的な、表層的な歴史の捉え方では真実は見えてこなし知り得ない、確かに古代時代からの連綿と連なる日本の歴史も必要だが、今必要のは我々が生きている現代史の深遠を紐解く真の歴史書である、その意味で洞察力を磨くためにも本著は一読の名著である広瀬隆の本はどれもみな似たようなもので、事実を客観的に捉えて...

アラスカたんけん記 (たくさんのふしぎ傑作集)


星野道夫
¥ 1,365 通常24時間以内に発送

アラスカたんけん記 (たく...
・・・

自分自身への審問


辺見庸
¥ 1,200 通常24時間以内に発送
★★★★★

自分自身への審問
2004年から辺見庸を襲った脳出血と結腸癌。続けざまの病魔に見舞われながらも、「人は生きてあるかぎり、どうあっても形骸たりえない。たとえ形骸に酷似していても断じて形骸そのものではない」(本文)という強靱な意志のもと、「復帰」第1作目となるのがこの『自分自身への審問』である。本人の弁では「寸止め」状態ある肉体だが、「辺見節」も筆致も相変わらず冴え渡っており、「まつろわぬ表現者としての矜持」(渡辺創氏,北海道新聞・東京社会部)は全くもって健在である。今後ともジャーナリステックな眼を持った、“まつろわぬ表現者”としての活躍を大いに期待したい。 ところで、辺見庸に対しては、様々な「左右」からの批判が存するわけであるが、私の知る代表的な批判的言説をみてみたい。先ず、「右」側では「個人の思い込みや個人の体験から極めて恣意的に一般的な状況認識や原則を導き出す姿勢」などを「批判」するものがある。この“極私的”姿勢の、一体何が問題なのであろうか。このフレーズはそっくりこの御仁に送り返そう。人はおよそ、自分の影から逃れることはできないのだ。蟹は甲羅に似せて穴を掘る―この御仁も私も、そして辺見庸も...

腐蝕の連鎖―薬害と原発にひそむ人脈


広瀬隆
¥ 1,529 通常24時間以内に発送
★★★★★

腐蝕の連鎖―薬害と原発にひ...
原発や薬害といった身近な問題から発展して、その背後にある大きな閨閥を探っていくノンフィクション。 国民の生命を及ぼすような大きな危険と責任を内包する原発や薬害といった裏には、単独で官僚や政治家がいるのではなく、複雑な血縁関係に基づいた身内の利益優先が優先している説く。 その閨閥は政治家・官僚・御用学者・ゼネコンを代表とする大企業・マスコミまあで幅広く及んでいると本書で言及されている。読後、原発の恐ろしさを再認識するだけでなく、この国の支配機構というものにも大きな疑念をも抱いた。 一見、民主主義と謳われているが、実際に国を動かしているのは、特定の階級に属する人々ではないのか・・・、などと考えてしまう。日本という国を真正面から捉え、理解していくうえでも、恐れずに読みたい問題図書であると言えよう。 日本の政財界においても、「赤い楯」と同様の構図が成立することをいつもの血縁図で明確に示している。それにしても人間いう生き物はこうも、「お金」と「権力」に弱いのか、と半ばあきれてしまう。「権力は必ず腐敗する」のが定理であるにもかかわらず、こういった構図の上では、その腐敗を正すことが事実上不...

転がる香港に苔は生えない


星野博美
¥ 1,995¥ 300¥ 1,000
★★★★★

転がる香港に苔は生えない
97年、返還に沸く香港で、二度目の留学となる作者は日本人としての自分と、「大陸」に対して自らの選民意識を隠そうとしない、どころか積極的に肯定さえしようとする香港人、そして難民さながらに流入してくる「大陸」の人たちの変化や在り方を、時にゆるく、時に冷徹に描いていきます。この時期、僕自身がある理由から韓国を頻繁に訪れていて、韓国の人たちの日本人に向けたまなざしや、根付いているはずの儒教思想の裏表に戸惑うことが多かったので、作者の香港での出会いやぐり合わせの繰り返しに身近なものを感じたりもしました。小林紀晴の「アジアン・デイズ」にはすこし作り物めいた感じ(コンパクトにまとまっているためだと思います。記述に嘘があるとかいった含みはまったくありません)がしたのですが、本書は600ページを超えるヴォリュームが海外にいる時のめまぐるしくも、まったりとした時間の進み方を自然に体現しているように思いました。 1ヶ月ほど前に書店で見かけ、購入しました。 自分が普段購入する文庫の中ではかなり厚い部類に入るので 一瞬、ためらいましたが読み始めてみるとあっという間に 読み終えてしまいました。 何というのか、...

朝鮮戦争―金日成とマッカーサーの陰謀 (文春文庫)


萩原遼
¥ 570 通常24時間以内に発送
★★★★

朝鮮戦争―金日成とマッカー...
おどろくべき量の調査。徹底した実証主義。尊敬すべき仕事をしたジャーナリスト。 すばらしい著作です。もっともっと幅広くよまれるべきとおもいます。 高い評価をうけていますが、北朝鮮問題がおおきくとりあげられている今こそよみなおす べきとおもいます。 しかし、しらべればしらべるほど、北朝鮮という国はなになのかとおもってきます。 ソ連がでっちあげた嘘で塗り固めた金日成将軍。ソ連の崩壊とともにみすてられた 極東の同盟国。中国なしではやっていけない国。 そして今(2007年)は、自国の産業を育てようともせず、国際強調も拒否。核で恐喝 して人道援助物資とか名前をなんかわかんなくして、ただで貢がさせようとしている国。 日本にとっては、拉致問題とミサイルがなければ、無理してかかわらなくて もなにも困らない国。 なんなのかこれは?本書をよんで歴史を勉強してみましょう。 はなっから国という理念とは全然関係なくつくられた集団だということがわかります。 あまりのインチキさかげんに読んでるうちに怒りを通り越してスサんできます。タイトルに「金日成とマッカーサーの陰謀」とあるので、金日成とマッカーサーが共謀して朝鮮...

女たちの大和 (ハルキ文庫)


辺見じゅん
¥ 693 通常24時間以内に発送

女たちの大和 (ハルキ文庫)
・・・

もの食う人びと


辺見庸
¥ 1,529¥ 1¥ 1
★★★★★

もの食う人びと
かなり古い本ですが、とても考えさせられました。“食べる“という行為は“生“につながります。この本を通して私はあらためてこの事に気付かされました。手足が不自由でも肘と膝で必死に救援物資を貰おうとする人、戦争で住む家を無くした難民の人々の食べたくても食べれない状況。宗教や国は人々の幸せのためにあってほしのに、現実は戦争のためにお金は使われ、人々は食べれない。例え私が募金をしたところで本当に苦しんでいる人々にどのくらいの援助になるのか?支援団体と称する人の私財にされ、行き届くのは脂身たっぷりの肉を食べた豚のような男ではないのか?飢餓があるのに、それをメディアで見たり読んだりしている自分には何もできない現実。考えると悲しくなります。私の食への意識はこの本を通して変わったと思います。食事をもっと大切にしようと思いました。食の大切さ、いろいろな楽しみ方が知れる本です。是非 読んでみてください。食べるという行為をキーワードに、90年代世界の病巣を描いたノンフィクション。 諦め、怒り、悲しさ。 そこに描かれる人物と事実がそのままひとつのストーリーとなり、われわれに何かを訴える。 時代は変われど...

決定版 男たちの大和〈下〉 (ハルキ文庫)


辺見じゅん
¥ 735 通常24時間以内に発送
★★★★★

決定版 男たちの大和〈下〉...
戦艦大和の沈没と死者・生き残りのその後を描くノンフィクション。 特に沈没・終戦後の物語は一般にはあまり知られていないもので、映画版でもほとんど触れられていない部分。(おそらく時間的な問題だろうと思うが) 戦後、どのような気持ちで元・大和乗組員が生きていったか。それぞれにとって、決して明るい戦後ではなかったであろう。特に生き残った乗組員が戦死者の家族に報告に行くくだりは、あまりにも悲しく、辛いシーンである。 壮絶な戦争と戦後という非日常を描ききることで、作者は何を伝えたかったのか。それはおそらく「戦争は悲惨だから止めよう」ということだけではない。 この時代に、このような経験をしたこと。それを厳粛に受け止め、犠牲となった魂に対して尊敬を抱きながら、未来への指針とすることが重要なのではないだろうか。 たった60年前にこのような出来事があったことを、私たちは忘れてはならないと強く感じる。この本には戦争時代の戦艦大和と海上特攻にむかって行った青年たち(ちょうど僕と同じくらいの年齢)の生き様を克明に描写されています。 ちなみにこの戦艦の死者は約3000人にも及ぶと言われています。 僕は...